JPTECブラッシュアップセミナー2019
JPTEC協議会は、設立が2003年6月で、2007年に法人化を果たし、2010年JPTECガイドブックを刊行、2016年にガイドブックの改訂を経て新コースを設け、2019年で17年目を迎えます。
JPTECブラッシュアップセミナーは、第10回日本臨床救急医学会総会・学術集会(2007年、神戸市)とのコラボ企画として初めて開催されました。セミナーはJPTECに関連する知識習得と技能向上を目的とした座学研修ですが、初回については本会が法人化する意義を会員にご理解いただくための場として設けた経緯があります。その後、ガイドブックの改訂を契機としてセミナーは毎年開かれるようになり、2015年以降は、富山市、福島市、東京都、名古屋市での日本臨床救急医学会総会・学術集会で催されています。
今回JPTECブラッシュアップセミナーが日本臨床救急医学会総会・学術集会における定例開催イベントとして承認されたことから、プログラムは第22回総会・学術集会のテーマ(救急医療のリアリティー)に則して構成し、JPTECにおける多職種連携の現状と地域の実情を再認識し、かつ今後のあるべき形を皆さまと共に考えたいと思います。
座長:岩手県立磐井病院 須田志優(JPTEC協議会連絡調整委員長)
【プログラム概要】
- 挨拶
JPTEC協議会から
- 報告:作業部会及び委員会の活動
部会・委員会から
総務部会、財務部会、制度部会、試験部会、学術部会、Web会員情報管理システム委員会、セミナー部会設立委員会の活動報告と、各部会・委員会への要望等について
- 報告:消防本部、地域MC協議会、消防学校等におけるJPTECの現状
指定地域組織から
地域におけるJPTEC活動と公的消防機関との連携について現状を報告していただき、他地域での取り組みの参考としていただきたい。
- 情報提供:「骨盤固定具に関するテキスト」について
学術部会から
- 指定報告:離島・島嶼部・へき地におけるJPTEC活動報告
指定地域組織から
医師をはじめとするJPTEC指導者の人材育成やその確保が難しい地域でのJPTEC活動について、これまでの経緯と今後を展開や希望を述べていただき、厳しい環境下の体制への参考としていただきたい。
- 質疑応答